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売却成功事例

高崎市で相続した空き家を解体後に売却した成功事例と注意点

2026年08月14日

高崎市片岡町で不動産業を営んで25年、多くの相続不動産に関わってきましたが、最近特に増えているのが「空き家を解体してから売りたい」というご相談です。先日も、高崎市内の50代の男性から「親から相続した築50年の家を解体して更地で売却したい」とご連絡をいただきました。建物がかなり傷んでいて、このままでは買い手がつかないのではないかという不安からのご相談でした。

実は、解体後の売却には大きなメリットもあれば、思わぬ落とし穴もあります。特に固定資産税の負担増解体費用の回収については、事前に知っておかないと後悔することもあるのです。今回は、実際に高崎市で相続空き家を解体後に売却した事例をもとに、成功のポイントと注意点をお伝えします。

高崎市内の相続空き家、解体前に確認すべき3つのこと

相続した空き家を解体する前に、必ず確認していただきたいことが3つあります。一つ目は固定資産税の特例です。建物が建っている土地は住宅用地の特例により、固定資産税が最大6分の1に減額されています。解体して更地にすると、この特例が外れて翌年から税額が大幅に上がります。高崎市内の一般的な住宅地であれば、年間3万円程度だった固定資産税が、解体後には15万円から20万円に跳ね上がることも珍しくありません。

二つ目は解体費用の相場です。高崎市内の木造住宅の解体費用は、一坪あたり3万円から4万円が目安となります。30坪の建物なら90万円から120万円、これに加えて庭木の撤去や浄化槽の処理などが必要になれば、さらに20万円から30万円が上乗せされます。三つ目は相続税の取得費加算空き家特例による3000万円控除といった税制優遇です。これらの制度は期限や条件があるため、解体のタイミングを間違えると使えなくなってしまいます。

実例:高崎市内で築50年の空き家を解体して売却したケース

冒頭でご紹介した50代男性のケースを詳しくお話しします。相続したのは高崎市内の住宅地にある築50年の木造2階建て、敷地面積は約60坪でした。建物は雨漏りがひどく、一部の床が抜けている状態で、そのまま売るのは難しい状況でした。ご本人は「解体して更地にすれば早く売れるだろう」とお考えでしたが、私からはまず現地調査と建物診断をご提案しました。

現場を確認したところ、建物の状態は確かに悪く、リフォームして住むには500万円以上の費用が必要と判断されました。一方で、立地は駅から徒歩15分、周辺には新しい住宅も建ち始めており、更地にすれば需要は十分見込める場所でした。そこでお客様と相談し、解体後の売却を進めることになりました。解体費用は約110万円、庭木の撤去なども含めて総額130万円かかりましたが、更地にしてから2か月で買い手が見つかり、1400万円で売却が成立しました。

解体後に売却価格が上がった理由

なぜ解体費用を負担してまで更地にしたのか、その判断理由をご説明します。まず、建物がある状態で売る場合、買主側は解体費用を見込んで価格交渉をしてきます。しかも買主側の見積もりは安全マージンを含めて高めに計算されることが多く、実際の解体費用よりも200万円から300万円多く値引きを要求されることがあります。

今回のケースでは、建物付きで売る場合の想定価格は1200万円程度でした。解体費用130万円を差し引いても、更地にして1400万円で売れたことで、実質的には70万円のプラスになりました。さらに、更地の方が購入希望者の現地見学がしやすく、土地の広さや形状、日当たりなどが一目で分かるため、商談がスムーズに進みました。建物がある状態だと、中に入るのをためらう方や、取り壊し後のイメージが湧かない方も多いのです。

解体のタイミングで失敗しないための税制知識

解体後の売却で注意すべきは、税制面でのタイミングです。相続した空き家を売却する際には、空き家特例の3000万円控除が使える可能性があります。この制度は、相続開始から3年以内に売却することなどが条件ですが、解体する場合には「解体後1年以内に売買契約を結ぶこと」という要件もあります。

今回の事例では、お客様が相続されたのは2年前でしたが、解体から売買契約まで2か月で完了したため、特例の適用を受けることができました。これにより、譲渡所得税の負担を大幅に軽減できました。一方で、解体してから売却先が決まらず1年以上経過してしまうと、この特例が使えなくなり、数百万円単位の税負担が発生することもあります。そのため私は、解体前に必ず売却の見通しを立ててから進めることをご提案しています。

解体業者選びと費用を抑えるコツ

解体費用は業者によって大きく異なります。高崎市内で複数の業者から見積もりを取ると、同じ建物でも30万円以上の差が出ることもあります。安ければ良いというものではありませんが、適正価格を知るためにも最低3社から見積もりを取ることが大切です。

今回の事例では、私がこれまでお付き合いのある信頼できる解体業者を2社ご紹介し、お客様ご自身で探された1社と合わせて3社で相見積もりを取りました。結果、価格と工期、廃棄物処理の方法などを総合的に判断して、中間の価格を提示した業者に決定しました。また、解体前に家財の処分を別途行っておくことで、解体費用を抑えることもできます。ただし相続した家財の中には貴重品や思い出の品が含まれていることもあるため、丁寧に整理することが必要です。

更地にしてから売却までの実際の流れ

解体が決まってから売却完了までの流れをご説明します。まず、解体工事には通常2週間から3週間かかります。工事開始前には近隣への挨拶と説明が必要で、これを怠ると苦情やトラブルの原因になります。今回も、工事前に代表が近隣を回り、工事期間や作業時間帯について丁寧に説明しました。

解体完了後は、土地の測量と境界確定を行いました。古い家の場合、境界が曖昧なことも多く、売却前に確定しておくことでトラブルを防げます。測量費用は約30万円かかりましたが、買主側からの信頼を得られ、契約がスムーズに進みました。その後、不動産情報サイトへの掲載と現地看板の設置を行い、2か月後には購入希望者が現れ、価格交渉もほとんどなく契約に至りました。更地の状態で土地の価値がはっきり分かったことが、早期成約につながったと考えています。

まとめ|高崎市で相続空き家を解体して売却する際のポイント

高崎市で相続した空き家を解体後に売却する場合、事前の計画と専門家のアドバイスが成功の鍵となります。解体には100万円以上の費用がかかり、固定資産税も上がりますが、立地や建物の状態によっては更地にすることで売却価格が上がり、早期成約につながることもあります。

重要なのは、解体前に売却の見通しを立て、税制優遇の適用条件を確認し、タイミングを見極めることです。建築士として建物診断を行い、宅建士として売却戦略を立て、ファイナンシャルプランナーとして税制面のアドバイスができる専門家に相談することで、後悔のない選択ができます。相続不動産は一つひとつ状況が異なるため、あなたのケースに合った最適な方法を一緒に考えていくことが大切です。

ホームクエストでは、相続・空き家・空き地・農地のご相談を承っています。経験豊富な代表が、最初から最後までご一緒します。

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