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高崎市の不動産相場・市況

高崎市石原町の不動産価格相場を現場経験25年の専門家が解説

2026年08月01日

先日、石原町で築35年の実家を相続された50代の方から相談を受けました。「この辺りの不動産価格がどのくらいなのか全く分からなくて」という不安を抱えていらっしゃいました。石原町は高崎市の中でも住宅地として人気のあるエリアですが、相続された不動産の価値を正確に把握している方は意外と少ないのが現状です。

高崎市石原町は、国道17号線へのアクセスが良く、スーパーやドラッグストアなどの生活利便施設も充実している地域です。そのため不動産価格も比較的安定していますが、物件の状態や立地条件によって価格差が大きく開くこともあります。

業界経験25年の立場から、石原町の不動産価格について具体的な数字と事例を交えながら解説していきます。相続不動産の売却を検討されている方にとって、判断材料になれば幸いです。

石原町の土地価格相場と地域特性

石原町の土地価格は、坪単価15万円から25万円程度が中心的な相場帯となっています。高崎市全体で見ると中間からやや上位に位置する価格水準です。石原町は複数の町丁目に分かれており、国道17号線に近いエリアや幹線道路沿いでは坪単価25万円を超えるケースも見られます。

一方で、住宅地の奥まった場所や接道条件が限定される土地では、坪単価15万円前後まで下がることもあります。石原町の特徴として、区画整理が進んだ新しい住宅地と、昔ながらの住宅地が混在している点が挙げられます。新しい区画では道路幅員が広く取られ、駐車スペースも確保しやすいため、若い世代からの需要が高くなっています。

実際に昨年成約した事例では、石原町の50坪の整形地が1,100万円で取引されました。坪単価に換算すると22万円です。この土地は南向きで日当たりが良く、前面道路も6メートル確保されていたため、相場よりも高値での成約となりました。

戸建て住宅の価格帯と築年数による違い

石原町の戸建て住宅価格は、築年数と建物の状態によって大きく変動します。築10年以内の比較的新しい物件では、土地建物合わせて2,500万円から3,500万円の価格帯が中心です。建物の延床面積は100平米から120平米程度が多く、土地面積は40坪から60坪というケースが典型的です。

築20年から30年の物件になると、価格は1,500万円から2,200万円程度まで下がります。ただし建物の状態が良好で、適切なメンテナンスが行われていれば、築年数ほど価格が下がらないこともあります。建築士の視点から見ると、屋根や外壁の塗装、水回りの状態が価格に与える影響は想像以上に大きいものです。

相続で受け継いだ築35年以上の戸建ては、建物の価値がほとんどゼロと評価されることが一般的です。この場合、土地価格から解体費用を差し引いた金額が実質的な売却価格になります。石原町での解体費用は、木造住宅の場合坪3万円から4万円程度が目安となるため、40坪の建物なら120万円から160万円の解体費用を見込む必要があります。

マンション・アパートの相場動向

石原町にはマンションやアパートも点在しており、投資用不動産として相続されるケースも見られます。ファミリー向けの中古マンションでは、3LDKで1,200万円から1,800万円の価格帯が中心です。築年数は20年から30年程度の物件が多く、管理状態によって価格差が開きます。

投資用の1棟アパートを相続されたケースでは、利回りが重要な判断材料になります。石原町では表面利回り8%から10%が一つの目安です。ただし建物の老朽化が進んでいる場合、入居率の低下や修繕費の増加により、実質的な収益性は表面利回りよりも低くなることがあります。

ファイナンシャルプランナーとしての経験から申し上げると、相続した収益物件は保有し続けるか売却するかの判断が非常に重要です。固定資産税や管理費、修繕積立金などのランニングコストを正確に把握した上で、長期的な収支計画を立てることが必要になります。

相続不動産の価格査定で見るべきポイント

相続された不動産の価格を正しく把握するには、複数の視点からの評価が欠かせません。宅地建物取引士として数多くの査定を行ってきた経験から、立地条件、建物状態、法的制限の3点が特に重要だと考えています。

立地条件では、最寄り駅からの距離、幹線道路へのアクセス、周辺の生活利便施設の有無が価格に影響します。石原町の場合、高崎駅まで車で約10分という距離感が一つのセールスポイントになります。また国道17号線に出やすい立地であれば、通勤や買い物の利便性が高く評価されます。

建物状態については、外観だけでは判断できない構造的な問題がないかを確認することが重要です。建築士の立場から建物診断を行うと、基礎のひび割れ、雨漏りの痕跡、シロアリ被害など、一般の方では気づきにくい問題点が見つかることがあります。こうした問題は売却価格に50万円から200万円程度の影響を与えることもあります。

法的制限では、都市計画法や建築基準法による制限、前面道路の幅員、セットバックの必要性などを確認します。石原町の一部には建築協定が設定されているエリアもあり、建て替え時の制約が価格に反映されることがあります。

石原町で不動産を売却する際の注意点

石原町で相続不動産を売却する際、いくつかの注意点があります。まず相続登記を完了させることが大前提です。2024年4月から相続登記が義務化されており、相続を知ってから3年以内に登記しないと過料の対象となります。売却を考えているなら、早めに登記手続きを進めることが必要です。

次に、境界の確定です。石原町の古い住宅地では、隣地との境界が曖昧なケースが少なくありません。境界標が失われていたり、塀の位置が正確な境界線と一致していなかったりすることがあります。境界確定測量には30万円から50万円程度の費用がかかりますが、トラブル防止のためには必要な投資です。

空き家として放置されていた物件の場合、建物内部の片付けも重要な課題です。家財道具や思い出の品が残されたままでは、内覧時の印象が悪くなり、売却価格に影響します。専門の業者に依頼すると10万円から30万円程度の費用がかかりますが、スムーズな売却のためには検討すべき項目です。

また、石原町は住宅地としての人気があるため、売り出しのタイミングも重要です。一般的に2月から3月、9月から10月は不動産の動きが活発になる時期です。転勤や進学に合わせて住み替えを検討する方が増えるため、この時期に合わせて売り出すことで、より良い条件での成約が期待できます。

具体的な売却事例から見る石原町の市場

実際の売却事例を紹介します。石原町で築28年の木造2階建て住宅を相続された方のケースです。土地面積は48坪、建物延床面積105平米の物件でした。当初は建物付きで1,800万円での売却を希望されていましたが、建物診断を行ったところ、雨漏りの痕跡と外壁の劣化が見つかりました。

購入者側の立場に立って考えると、購入後すぐに200万円から300万円のリフォーム費用が必要になることが予想されました。そこで売主様と相談し、解体して更地での売却に方針を変更しました。解体費用150万円を負担して更地にした結果、1,050万円で約2か月後に成約しました。建物付きで時間をかけて売るよりも、結果的に早期売却につながった事例です。

別のケースでは、石原町の角地55坪を相続された方がいらっしゃいました。角地は日当たりが良く、駐車スペースも取りやすいため人気があります。この物件は坪単価24万円、総額1,320万円で売り出したところ、わずか3週間で2組の購入希望者が現れました。最終的に値引き交渉なしの満額で成約に至りました。

代表として多くの売却に立ち会ってきた経験から言えるのは、石原町の不動産市場は比較的健全で、適正価格であれば3か月以内に買い手が見つかる可能性が高いということです。ただし物件の状態や価格設定を誤ると、半年以上売れ残ることもあります。

まとめ|石原町の不動産価格を理解して適切な判断を

高崎市石原町の不動産価格は、土地で坪単価15万円から25万円、戸建て住宅で築年数や状態により1,500万円から3,500万円と幅があります。相続不動産の売却を検討される際は、立地条件、建物状態、法的制限の3つの視点から総合的に評価することが重要です。

石原町は住宅地として人気があり、適正価格であれば比較的短期間での売却が期待できます。ただし境界確定や建物診断、相続登記など、事前に準備すべき事項も多くあります。現場経験者として申し上げると、早めに専門家に相談して全体像を把握することが、後悔のない売却につながります。

相続不動産は放置すればするほど、管理の負担や固定資産税の負担が重くなります。まずは現在の不動動産価格を正確に把握し、売却するか保有するかの判断材料を揃えることから始めてください。石原町の不動産市場を熟知した専門家に相談することで、より良い選択ができるはずです。

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